浪花少年探偵団 [本]
- 作者: 東野 圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1991/11
- メディア: 文庫
氏のミステリーは多彩で、いずれも中味の濃い作品で読み応えがありますが、一方で読みやすいというのもなかなかの魅力です。
この小説は、氏の育った大阪を舞台にした、学園物?
小学校の先生である、竹内しのぶ先生、とのそ教え子、刑事などなどレギュラーの魅力ある登場人物が、テンポの良い活躍で事件を解決していくシリーズ的な短編集です。
なにしろ、東野氏の生まれ育った大阪が舞台なので、この登場人物の会話がすごくテンポがよく、心地よいのが魅力です。
読んでいても独り言が 「まね大阪弁」になってしまうという痛快な小説です。この点、解説の宮部みゆき氏も同じことを書かれてます(解説まで読んでみてください)。
この、「まね大阪弁」ですが、大阪の方が聞くと大変おかしいという、「ちゃう」と言われてしまいます。しかし、真似でも話しやすいものは話しやすいので、大阪に住もうかと思うぐらいです。
こんなに大阪言葉を文字で上手く面白く表現している小説も少ないかと思います。
シリーズ後編ですが、余りの可笑しさに電車の中で笑いをこらえるのが大変な個所がありました。周りからは変な人に見られていたと思います。
しのぶ先生の教え子が中学生になって、英語のテストのミスについて愚痴を言います。
This is my book. の和訳問題。答えは「これは私の本です」ですね。
それを、「これは○の本です」としてしまいました。さて。○に入る漢字1文字は何でしょうか。
ぜひ、本を読んでください。
この生徒の愚痴ですが、
「英語は嫌いや。意味が分かればえやないか。何で日本語になおさなあかんのや」
確かに!でも、テストはしょうがないですけど。
銀河ヒッチハイク・ガイド [本]
だいぶ前にとある天文台からお借りした写真です。
前回の衝撃的なキャラメルに引き続き、もう一つの、衝撃的なもの。
今度は本です。 \( ^o^ )/ ヤ ッター♪ タイトルは、
銀河ヒッチハイク・ガイド
The Hitchhiker's GUIDE to GALAXY
ダグラス・アダムス 安原和見=訳